VA/“伝道”URC未発表発掘ライヴ集 GRCL-9004/CDアルバム/¥2,200(税込)
発売日:2020年7月1日≪限定盤≫
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1.失恋/ノーブル・ベガーズ
2.最後の一葉/ノーブル・ベガーズ
3.さよならもいわず/都会の村人
4.旅するおばさん/都会の村人
5.詩集/都会の村人
6.アイスクリーム/高田 渡
7.69/高田 渡
8.年輪・歯車/高田 渡
9.教訓T/加川 良
10.ゼニの効用力について/加川 良
11.伝道/加川 良
12.生活の柄/高田 渡・岩井 宏・加川 良
13.ヘンリーベンデルの店
 /西岡たかしとORB
14.ジャンジャン町ぶるうす
 /西岡たかしとORB

 <1971、1974年収録音源>

加川良「教訓T」の最も初期の71年の音源を含む発掘ライヴ音源全14曲。フォークの秘宝がここに大集結!URC未発表ライヴ集。

2017年に発売された【URC続・名盤復刻コレクション・シリーズ】(全10タイトル)の応募特典となっていたCDが話題沸騰、オークションなどで高値に。URCフォークのファンからの熱い要望に応え、遂に今回、限定発売が決定! 1971年4月のライヴより、高田渡、加川良、都会の村人、そしてノーブル・ベガーズを収録。ノーブル・ベガーズは今回初登場の広島県福山市出身の4人組。のちに推理小説作家となる島田荘司氏から楽曲提供を受け、約2年間活動した幻のグループ。さらに、西岡たかしとORB(オリジナル・レッド・バルーン:西岡たかし、中川イサト、長野隆、金森幸介)の1974年4月の未発表ライヴ音源より「ヘンリーベンデルの店」「ジャンジャン町ぶるうす」を収録。この2曲は、翌年のアルバム『五つの赤い風船'75』で発表されることになる。どの曲も70年代前半の日本のフォークを語る上で欠かせないものばかり。このアルバムでしか聴けない超貴重な発掘音源全14曲を放出。

[ プロフィール ]
加川良:■1947年滋賀県出身。1970年高田渡のマネージャーを務める。高田渡、岡林信康、高石ともやらの影響でフォーク・ソングを唄い始め、1970年の第2回中津川フォークジャンボリーでは飛び入りで『教訓I』を発表し、一躍人気者になる。「教訓」<1971年>でURCからデビュー。ストイックに自らの音楽に忠実に長年活動を続けていたが、2016年暮に体調を壊し、翌2017年4月5日永眠。享年69歳。
高田渡:[1949年1月1日―2005年4月16日]。69年2月、URCから『高田渡/五つの赤い風船』でデビュー。10月にはアルバム『汽車が田舎を通るそのとき』を発表。この年URC「大ダイジェスト版三億円強奪事件の唄」「自衛隊に入ろう」「転身」のシングルを発売。そして、71年キングよりはっぴいえんどを従えて制作された『ごあいさつ』を発表。その後も、多くの日本のミュージシャンに影響を与えた伝説のフォークシンガー。
都会の村人:“ちいさなオルフェ”にいた金森幸介、“アテ−ションプリーズ”にいた太田ぼう、それに平野知太郎が加わって結成され70年代初頭活動したフォーク・トリオ。71年8月「詩集」でデビュー、その年の全日本フォーク・ジャンボリーにも出演。翌72年にはアルバム『退屈しのぎ』を発表したが解散、これが唯一のアルバムとなった。その後、金森と太田は、元五つの赤い風船の長野隆らとと共に“I.M.O.バンド”を結成し、73年『Cata-Coto』を発表。そして、金森は“五つの赤い風船75”を経てソロ活動に入って行き、『箱舟は去って』<75年>『少年』<76年>の名作ソロ・アルバムを制作発表した。現在も、そのしなやかな歌声は健在で、精力的に音楽活動を続けている。
西岡たかし:1944年大阪府出身。1967年にフォーク・グループ五つの赤い風船を結成しリーダー役を務める。グループ活動と並行して、ソロ活動や多数のセッションにも参加、独特の前衛的サウンドで当時のフォーク界と一線を画す。1972年にグループは解散。その後はソロ活動の他、作曲やプロデュース活動も始める。近年、グループとしての活動も再開した。
ノーブル・ベガ―ズ:全員広島県福山市の高校同級生。高校時代は全員スポーツ部であったが、進学後丸や楕円のボールを楽器に持ち替え、1970年に上田の呼びかけでバンド結成。ギター3本とウッドベースのフォークソンググループ。東京では渋谷のライブハウス「青い森」を主な拠点とし、高校の先輩である島田荘司氏(のちに推理小説作家となる)から楽曲提供を受け、オリジナル曲中心に2年間活動した。当時の「青い森」には、アンドレカンドレと名乗っていた井上陽水、NSP、古井戸、遠藤賢司等々の錚々たるメンバーが集まっていた。
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